◆
総務委員会委員長(
熊谷泰人君)
総務委員会に付託となりました議案3件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第57号「職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」では、いわゆる非
正規職員がこれまでより
育児休業等を取得しやすくなる、そういうことでよいかとの質疑があり、雇用の期間や勤務日数等による要件はあるものの、これまでより取得しやすくなるとの答弁がありました。 さらに、再度の育児休業取得に係る事項として、育児休業計画書の提出によらずに再度取得が可能となるようだが、計画書の提出は不要ということかとの質疑があり、育児短時間勤務の仕組みは残ることから、計画書様式は変更するが、この計画書の提出は必要であるとの答弁がありました。 また、現在の育児休業の取得の現状はとの質疑があり、
正規職員については、女性職員は100%、男性職員は5%弱となっている。非常勤職員の育児休業取得は、令和2年度の会計年度任用職員制度の導入以降となるが、今のところ取得者は各年度5人以下である。今回の制度の緩和により、より取得しやすい状況になるため、制度の周知を進めるとの答弁がありました。 さらに、職場内の雰囲気も育児休業を取得しやすい状況になっているかとの質疑があり、育児休業を取得する場合には必ず所属長と面談することになっている。その過程で取得する場合の代替職員の確保など、計画的に進めている。特に男性職員については、出生後57日以内に取得できる育児休業が2回に分けて取れるなど、取得しやすい制度になった。所属長としての面談を通して、取得の際に職場において役割の
見直しなど、取得しやすい環境を整える必要があると認識しているとの答弁がありました。 次に、議案第58号「飯田市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」では、現在、長期優良住宅に認定されている件数はどの程度あるかとの質疑があり、新築・増改築等の住宅で年間50から70件ほどが認定を受けているとの答弁がありました。 次に、議案第60号「飯田市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について」では、2時間無料の試行に伴うアンケート結果では、
利用者・商業者ともプラス面で評価している。駐車場経営者は、施策は理解できるとのことだが、収入面で具体的な話はあったかとの質疑があり、2時間無料により収入面でどのような影響があったかはコロナの影響もあることから判断しかねるようで、具体的な影響はお聞きできなかった。いずれにしても、収入が減っていることはお聞きしているが、中心市街地の活性化に向けた取組趣旨には賛同する旨のお話をいただいているとの答弁がありました。 次に、3時間無料のシミュレーションや効果等は検討したかとの質疑があり、今回の試行の中で無料時間を3時間とすることは検討していない。試行により2時間無料はある程度定着しており、試行から本格実施にはシームレスに移行する必要があると考え、今回条例改正を提案したとの答弁がありました。2時間無料にすることにより、駐車場事業特別会計の財源が不足し、
一般財源からの繰入れが必要とならないかとの質疑があり、2時間無料にすることで1月当たり100万円程度の減収を見込んでいる。駐車場利用の負担は受益者負担が原則であるが、今回の施策は中心市街地への人の流れの回復と活性化を目標に行うものであるので、状況によっては
一般財源からの繰入れを含む補正
予算案を提案することも想定をしているとの答弁がありました。 また、試行期間が短いと感じる。例えば、無料時間等で様々なパターンの検討をしたり、8月に予定されていた人形劇フェスタ等のイベントも中止になったことから、通年の利用状況の把握や影響等の精査を進める
必要性もあると思う。このタイミングでの条例改正ではなく、試行期間の延長も選択肢としてあったと思うがどうかとの質疑があり、市営駐車場の2時間無料化は中心市街地の活性化に寄与するとの観点から、できるだけ早いタイミングで本格実施を行いたいと考えていた。その前提の下、6か月間の試行を実施した。試行期間の延長の選択肢はあったかもしれないが、本格実施に切り替えて中心市街地の市営駐車場は2時間無料とのメッセージを打ち出す面からも、今回条例改正の提案に至ったとの答弁がありました。 さらに、この議案は中心市街地の活性化コストをどう見るかに尽きると思う。試行期間においては1月当たり100万円程度の減収が見込まれ、年間では約1,200万円程度の減収と見込むことができる。収入減が見込まれる中で駐車事業特別会計の収支はどうなるか示してもらいたい。これまで駐車場を維持していくための経費はどのぐらいかかっていたかとの質疑があり、駐車場のハード整備を除いた支出は毎年4,000万程度を計上しているとの答弁がありました。 現在の収入は1月当たり200万円程度であることから、年間では2,400万円程度の収入と考えられる。現状では、一般会計からの繰入れが1,600万円程度見込まれるということかとの質疑があり、市営駐車場の収入は時間貸し以外に月ぎめ部分の収入、プリペイドカードの販売収入があり、それが約1,000万円の収入となっているとの答弁がありました。 そうすると、今の概算では年間で数百万円の赤字が見込まれ、それが中心市街地活性化のコストとして見込まれるということかとの質疑があり、この後のコロナの状況や、例えば大ヒットの映画の上映があるだけで収入に大きく影響すると捉えている。今後の状況を見る中で、より詳細な決算見通しを立て、一般会計からの繰入れを判断したいとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。
○議長(
井坪隆君) ただいまの
委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案3件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案3件について、
委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案3件は
委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第59号及び議案第61号の以上2件を
一括議題とし、産業建設
委員会の報告を求めます。 産業建設委員長、竹村圭史君。
◆産業建設
委員会委員長(竹村圭史君) 産業建設
委員会に付託となりました議案2件につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第61号「工事請負契約の一部変更について(農業施設等補助災害復旧事業頭首工復旧工事)」では、頭首工復旧工事について、既存のコンクリート擁壁を再利用して使うとのことだが、施工から年数がたっており、破損などが考えられる。基礎として再利用することに問題はないかとの質疑があり、災害復旧においては構造物が破損していないかを考えるが、基礎の部分は護岸側の既設擁壁と一体化しており、現地で確認を行ったところ、問題なく再利用ができる状態であったため再利用をしたとの答弁がありました。 議案第59号「飯田市大十区財産区積立基金条例を廃止する条例の制定について」は、特に申し上げることはございません。 以上で報告を終わります。
○議長(
井坪隆君) ただいまの
委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案2件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案2件について、
委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案2件は
委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第62号から議案第79号までの以上18件を
一括議題とし、予算決算
委員会の報告を求めます。 予算決算委員長、山崎昌伸君。
◆予算決算
委員会委員長(山崎昌伸君) 予算決算
委員会は、第3回
定例会初日の8月30日に前期全体会を開催し、当
委員会に付託のありました議案について、分科会への分担を決めるとともに、議会による行政評価について協議をいたしました。その後、9月5日から15日にかけて各分科会を開催し、議案審査等を行っております。 昨日9月20日に後期全体会を開催し、各分科会の審査について座長報告を受けるとともに、議案審査等を行いました。 初めに、当
委員会に付託となりました議案18件の審査について、御報告をいたします。 議案第62号「令和3年度飯田市水道事業剰余金の処分について」と、以下件名を省略いたしまして、議案第63号から議案第79号まで、以上18件につきましては、各分科会での審査を経た後、後期全体会でいずれも原案のとおり可決または認定することに決定をいたしました。 審査の経過につきましては、全議員で共有しておりますので、省略をいたします。 あわせて、令和4年度議会による行政評価について申し上げます。 令和4年度議会による行政評価は、予算決算
委員会の所管事務調査として7月より取り組んでまいりました。昨日の後期全体会において、各分科会での進捗状況を共有いたしますとともに、9月28日に自律的な全体会を開催し、ステップ7の提言内容の調整と全体会での確認を行い、最終的な評価、提言書の確認を行います。 また、議長から市長への提言書の手交は9月30日に行う予定でございますので申し添えさせていただきます。 以上、予算決算
委員会の報告といたします。
○議長(
井坪隆君) ただいまの
委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案18件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案18件について、
委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案18件は
委員長報告のとおり決定されました。 次に進みます。 本日上程となりました議員及び
委員会提出議案の審議に入ります。 発委第4号「地方財政の充実・強化を求める
意見書の提出について」を議題といたします。 朗読を省略し、提案者から説明を求めます。
総務委員長、
熊谷泰人君。
◆
総務委員会委員長(
熊谷泰人君) 発委第4号「地方財政の充実・強化を求める
意見書の提出について」、
総務委員会を代表して提案理由を説明いたします。 お手元の議案の次ページをお開きいただき、別紙、
意見書案を御確認ください。 本
意見書案は、先ほど本会議で採択いただきました令和4年請願第2号を受けて、
総務委員会発議の議案として提案するものです。
意見書案の趣旨に記載のとおり、
地方公共団体は、子育て支援・医療・介護等の社会保障の充実、人口減少対策、国土強靱化と防災・減災事業の実施など、担うべき役割が一層増大してきています。 これらの多様なニーズへの対応と行政サービスの質の確保を実現するためには、政府が
地方公共団体の
財政需要を的確に把握し、これに必要な
地方交付税等の
一般財源総額を確保することが不可欠であります。 このような中、今年度の
一般財源総額は前年度を上回る額が確保されたものの、
地方公共団体においては、
コロナ禍によって進行した少子化への対応等など喫緊の課題を踏まえた財政運営が求められています。 よって、
地方公共団体がその担うべき役割を確実に実現するため、地方財政全体の安定確保に向けて、
意見書案に記載の事項について国に対策を講ずるよう強く要請するものです。 説明は以上です。よろしく御審議の上、御賛同いただきますようお願いをいたします。
○議長(
井坪隆君) ただいまの説明につきまして、御質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発委第4号につきましては、
飯田市議会会議規則第37条第2項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、発委第4号につきましては
委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより発委第4号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり可決することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、発委第4号は原案のとおり可決されました。 続いて、発委第5号「さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額及び
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める
意見書の提出について」及び発委第6号「不登校
児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための
経済的支援制度の確立を求める
意見書の提出について」を
一括議題といたします。 朗読を省略し、提案者から説明を求めます。
社会文教委員長、
木下徳康君。
◆
社会文教委員会委員長(
木下徳康君) 発委第5号「さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額及び
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める
意見書の提出について」、
社会文教委員会を代表して提案理由を説明いたします。 お手元の議案をおめくりいただきまして、別紙の
意見書案をご覧ください。 本
意見書案は、先ほど本会議で採択いただきました令和4年請願第3号を受けて、
社会文教委員会の発議の議案として提案するものです。
意見書案の趣旨に記載のとおり、
教育現場では、新学習指導要領への対応や、貧困・いじめ・不登校など解決するべき課題が山積しており、
子供たちの豊かな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状態となっています。 また、
義務教育費国庫負担制度については、国庫負担率の引下げに伴い、独自財源により人的措置等を講じる自治体もありますが、財政事情により自治体間に教育格差が生じることは大きな問題です。
子供たちに目が届きやすく、教育や教育の
機会均等とその水準の維持向上のための体制整備は必要であり、改めて国が地方の教育行政の充実を十分認識し、取り組んでいただくように、
意見書案に記載の事項について要請するものであります。 説明は以上です。 では、続きまして発委第6号「不登校
児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための
経済的支援制度の確立を求める
意見書の提出について」、これも
社会文教委員会を代表して提案理由を説明いたします。 お手元の議案をおめくりいただきまして、別紙の
意見書案をご覧ください。 本
意見書案は、先ほど本会議で採択いただきました令和4年陳情第7号を受けて、
社会文教委員会発議の議案として提案するものです。 議案書案の趣旨に記載のとおり、現在、不登校
児童生徒の数は年々増加傾向にある中で、民間施設の利用をする御家庭は施設利用のため経済的負担に加え、身近に施設がない場合は、通学のため身体的・時間的・心理的な負担が伴っている状況にあります。 また、施設に関しては、需要の高まりに対して一部の自治体が支援を講ずるにとどまり、必要な資金が確保できず、設立や運営を断念せざるを得ない状況になっております。 近年の
フリースクール等の民間施設の社会的な役割や
利用者の増加を鑑みると、国による取組が必要であり、必要な
支援策を講じるよう
意見書案に記載の事項について要請するものであります。 説明は以上です。よろしく御審議の上、御賛同いただけますようお願い申し上げます。
○議長(
井坪隆君) ただいまの説明につきまして、御質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発委第5号及び発委第6号につきましては、
飯田市議会会議規則第37条第2項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、発委第5号及び発委第6号につきましては
委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより発委第5号及び発委第6号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり可決することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、発委第5号及び発委第6号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
△日程第5 議員派遣
○議長(
井坪隆君) 次に、議員派遣について議題といたします。
飯田市議会会議規則第160条の規定により、資料のとおり議員を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣についてはそのように決定いたしました。 ただいま議員派遣の件が議決されましたが、事情変更等により、派遣の趣旨を損なわない範囲の変更は議長に委任されたいと思います。これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣に変更がある場合は、議長に委任とさせていただきます。
-----------------------------------
△閉会
○議長(
井坪隆君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 ここで、市長から発言の申出がありますのでこれを認めます。 佐藤市長。
◎市長(佐藤健君) 令和4年
飯田市議会第3回
定例会を去る8月30日に開会し、本日までの23日間、提案いたしました諸案件を慎重に御審議、御決定いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。 特に令和3年度一般会計及び特別会計の決算につきましては、
委員会及び各分科会におきまして慎重に御審議をいただきましたことに改めて御礼を申し上げます。今後の事業執行、そして新年度予算編成に反映してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症緊急対策事業第14弾を含む一般会計補正予算(第6号)などの審議の過程で御指摘いただいた点につきましては、執行に当たり十分に意を配してまいります。 心配された台風14号につきましては、想定に比べれば影響は大きくありませんでしたが、一部リンゴの落下や宿泊施設のキャンセルなどの被害があったとの報告を受けております。今後、被害の全容を把握した上で必要な対策を講じてまいります。 9月4日に予定をしておりました飯田市地震総合防災訓練は、新型コロナウイルスの感染状況に鑑みて中止いたしましたが、災害に対する備えは常に必要なことであります。 今回の台風14号でも、南西諸島では暴風雨が迫る中、台湾で発生した地震による津波警報が発令されるという事態になりました。訓練の想定の中でしか起こらないことではないかと思っていたことが現実に起こるということを改めて思い知った気がいたします。私たち一人一人が常日頃から防災意識の向上に努め、万一の災害発生時に被害を最小限に抑えられるよう、災害に対する備えをいま一度確認しなければと思った次第です。 急激な感染拡大となった新型コロナウイルス第7波は、この2週間余りで少し落ち着きつつあります。長野県は確保病床使用率の減少が続くものとして、8月8日から発出していた医療非常事態宣言を9月13日に解除しました。しかしながら、南信州圏域では依然として50名前後の新規陽性者が公表される日もあり、まだまだ油断のできない状況が続いています。 今まさにシルバーウイークの真っ最中ですが、人の動きが活発化すれば感染が拡大するのがこれまでの常。いま一度基本的な感染対策を徹底し、特に重症化リスクの高い高齢者の
皆さんに感染が拡大しないよう、地域全体で気をつけていきたいと思います。 今私が危惧しているのは、
コロナ禍を理由として様々なことが中止・延期されることが常態化し、地域のお祭りや行事について、再開しようとしてもやり方が分からなくなってしまったり、さらにはやらなくてもいいのではないかという空気が蔓延して、地域活動・市民活動が衰退していってしまうのではないかということです。 10月に入りますと、各地区で運動会や文化祭が計画されているとお聞きをしております。10月16日日曜日には、第15回を迎える南信州獅子舞フェスティバルと橋南連合青壮年会主催によるりんご並木歩行者天国が、10月23日には3年ぶりとなる風越登山マラソンや遠山郷の峠の国盗り綱引き合戦、南信州天龍峡マルシェなどが予定されています。これらの行事・イベントの再開をはじめ、少しずつ日常を取り戻す歩みが進んでいくよう、市役所も率先して取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ、市民の
皆さんの御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
コロナ禍の地域経済を再興していこうという取組としては、プレミアム電子商品券がいよいよ10月1日から利用開始となります。今回のプレミアム商品券は、将来の地域通貨につながる社会実験も兼ねて電子版の商品券といたしましたが、これまでの販売予約の
申込み状況を通じて現状と課題も見えてまいりました。9月27日から2次販売を行いますが、第1次の販売の際に、複雑、分かりにくいという市民の
皆さんの声が多かったことを踏まえ、販売方法や券の種類をシンプルに整理いたしました。年末年始に向けた地域消費の拡大、加えてこれまで非接触決済を使う経験のなかった方に体験していただくいい機会となるものと考えておりますので、積極的な御利用をお願いいたします。 最後に、第30回三遠南信サミットについて申し上げます。 第30回の記念となる三遠南信サミットが10月24日、飯田市を会場に開催されます。
平成5年度から歴史を重ねてきた三遠南信連携の取組は、この間、三遠南信自動車道の整備促進に加え、3圏域の政治・経済の連携を深めてまいりましたが、この2年間は新型コロナウイルス感染症のため、オンラインまたは参集者を限定しての開催となっており、今回が3年ぶりの参加者参集による開催となります。 今回のサミットでは、三遠南信地域連携ビジョンの実現を目指し、地域住民、大学・研究機関、経済界、行政が一堂に会しまして、新たな時代に向けて大変革時における地域のリデザインをテーマに議論を深めます。議員各位におかれましても、ぜひ御出席いただきますようよろしくお願い申し上げます。 天高く馬肥ゆる秋、
コロナ禍を乗り越えて日常を取り戻す契機となる実り多き秋になることを期待いたしまして、本
定例会の閉会に当たっての御挨拶といたします。ありがとうございました。
○議長(
井坪隆君) 去る8月30日から本日9月21日までの23日間にわたり、慎重に御審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。 これをもちまして令和4年
飯田市議会第3回
定例会を閉会といたします。お疲れさまでした。
----------------------------------- 11時12分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和4年11月22日
飯田市議会議長 井坪 隆 署名議員 熊谷泰人 署名議員
新井信一郎...